2014年10月30日(木)中川佳代子 ~コトとウタの響きの中で~
平成26年度(第69回)文化庁芸術祭参加公演
日時:2014年10月30日(木)19:00
会場:京都芸術センター 講堂(京都市中京区)
http://www.kac.or.jp/access/
料金:前売2,500円/当日3,000円
チケット取扱:京都芸術センター窓口(10:00~20:00)
中川 TEL 075-394-5012
MAIL kayoko_kotokoto@ybb.ne.jp
出演:中川佳代子(箏・和琴・歌)
丸田美紀(20絃箏)/ 麻植美弥子(十七弦箏)/ 上中あさみ(打楽器)
小棚木優(チェロ)/ 長坂志野(コントラバス)
曲目:茲都歌・歌返 陽明文庫「琴歌譜」より和琴と歌による再現〈訳譜・増田真結〉
秋風の曲〈光崎検校〉/ 箏歌 歌と十三弦箏のための〈細川俊夫〉
植物文様~琴歌集 和琴と歌による新作初演〈藤枝守〉
未言~箏歌と五人の奏者のための~〈増田真結〉
共催:京都芸術センター
後援:京都三曲協会 ・(公財)京都市芸術文化協会・沢井箏曲院
「和琴(わごん)」と「箏(そう)」
和琴とは雅楽の楽曲で神楽歌、久米歌、東歌と大歌(宮廷儀式で歌われる歌謡)の演奏で用いられる楽器です。現在、単独で演奏されることは大変、稀な事であるといえるでしょう。今回は平安時代に成立されたと考えられている「琴歌譜」という文献を読み解く事により、譜を起された和琴と歌による「茲都歌(しづうた)歌返(うたいかえし)」の2曲からプログラムが始まります。
六弦の和琴と十三弦の箏。
古代から現代へ…様々な「コト」と「ウタ」の響きをお聴き下さい。
「植物文様〜琴歌集」について
植物の電位変化のデータをメロディックなパターンに読み換えていく「植物文様」という作曲シリーズは、これまでに数多くの曲集が生まれ、さまざまな楽器によって演奏されてきました。今回の「琴歌集」は、古事記などの古代のテキストに基づいた和琴をともなう歌物によるあらたなシリーズ。実際に使用された植物のデータは、博多湾に位置する志賀島の志賀海神社の境内に生息する樹木から採取されています。